「3人のエンジェル」 DVD
なはは、おもろかった~(-^□^-) お気楽に楽しめる人情コメディですよ。
ドラッグクィーン(女装のゲイ)3人がアメリカ大陸横断の旅に出て、途中たちよった小さな田舎町での出来事を描いています。オーストラリア映画「プリシラ」も同様の設定らしいのですが見ていないので分かりません。
とにかくこの3人、最初はキモイと思っていたのにだんだん自然でしかも、かわいく、きれい?!に見えてくるから不思議だねぇ(^人^)
ゲイって本当に心が純粋でさー、感動しやすくてさー、涙もろくてさー、やさしくてさー、キラキラフリフリしたものが好きでさーとっても分かりやすいのよ~。それでいておせっかいで、正義感も強くて、困っている人を見ると黙ってられないの。
話し相手のいないお年寄りも、夫に乱暴されて何もできない主婦も、恋に臆病な娘も、一人では何もできないチンピラたちもみ~~んな3人のパワーによって元気に、素敵になっていくんだ。
最後はおきまりの勧善懲悪、ラストの展開がみえちゃうのも水戸黄門ばりだけど何か心地いい。
愛すべきエンジェルたちに乾杯!ゲイたちにも乾杯!
原題のサブタイトルにもあるJulie Newmarは本人役で登場の素敵な女優さん。
「3人のエンジェル」 1995年 アメリカ
「To Wong Foo,Thanks for Everything! Jurie Newmar」
【監督】 ビーバン・キドロン
【脚本】 ダグラス・カータ・ビーン
【衣装】 マルレーネ・スチュワート
【主なキャスト】
<ヴィーダ> パトリック・スウェイジ
<ノグジーマ>ウェズリー・スナイプス
<チチ> ジョン・レグイザモ
<保安官> クリス・ペン
(カメオ出演) ロビン・ウィリアムス
「三銃士~王妃の首飾りとダ・ビンチの飛行船」 screen
面白かったですぅスカッと気分転換にはもってこいの映画でございます。最初はCGやサウンドが少しうるさいな~と思いましたが物語が進むにつれてそれも気にならなくなりました。あ、でも3Dではなく普通の2Dで見たんですけどね。目が疲れないので2Dで充分なんです。(お年頃なので、、)
1993年製作の三銃士は以前テレビで見ました。ドナルド・サザーランドとか出てましたね。その映画と比べるとやはり時代なのかグ~~ンと撮影技術、アクションがレベルアップ、ボリュームアップでゴージャスになっております。さらに飛行船などというド派手なものを取り入れてそれがまた効果抜群!飛行船いいです!こういう夢のある乗り物いいですねぇ~~
フランス人が英語でしゃべろうが、あの時代に防犯でレーザーを使おうが、エンタメ映画に徹しているから全然気になりませんよ。
それでも役者はそれぞれに個性的で面白いし、特にリシュリュー枢機卿役のクリストフ・ヴァルツ!本当にその時代にいそうで自然なんだよ~存在感あるなぁ。と思っていたら、後でわかったんだけど「イングロリア・バスターズ」でナチスの将校を迫真の演技で演じていた俳優でした。(めっちゃ、こわかったんだよう~)
「バイオハザード」は見ていないけれどミラ・ジョヴォヴィッチも久々にお姫様ファッションでいい。ぴったし役にはまったね。オーランド・ブルームは意外に悪役、コミカル路線に変更してもいけちゃうのね。
そして「一人は皆の為に、皆は一人の為に」 のせりふがこの物語から出たことも改めて確認しました。原作を少年少女文庫で読まなきゃ。
このキャッチコピーは「伝説よりもハデにいこうぜ」
続編、大いに期待してます(^。^)/
「The Three Musketeers」 2011年 米、英、仏、独
【監督】 ポール・W・S・アンダーソン
【脚本】 アンドリュー・デイヴィス他
【撮影】 グレン・マクファーソン
【主なキャスト】
<ダルタニアン>ローガン・ラーマン
<アトス> マシュー・マクファディン
<ポルトス> レイ・スティーヴンソン
<アラミス> ルーク・エヴァンス
<ミレディ> ミラ・ジョヴォヴィッチ
<バッキンガム公爵>オーランド・ブルーム
<リシュリュー枢機卿>クリストフ・ヴァルツ
「あしたのパスタはアルデンテ」 screen
冒頭、ウェディングドレスをまとった女性が荒涼としたところにポツンとたつ遺跡のような建物の階段を上って行く。んまぁ、なんてシュールで美しい映像なの!?この雰囲気ちょっと違うんでないの?と思っていましたがそれが重要な(でもないか、、)伏線になっていくんですよね。
そのうちにおなじみのイタリアの賑やかな雰囲気に変わりました。老舗パスタ会社の跡取り息子が二人ともゲイでそれを公表しようとした弟が兄貴に先に告白されて弟のトンマーゾは告白の機を逸し、自分が継ぐはめになり、さぁ、どうする?!というお話です。これほどゲイの人口が増えてそう差別するようなことでもないのに、、と思っていたんですがイタリアでも田舎町の方ではまだタブーなのでしょうか?それとも大企業の跡取りということで世間に顔向けできないということなのかな?ま、そんなこと言ってたらこの映画はなりたたないので先に進みます。。っていうか、見終わったあとは?が頭にぽっ?、ぽっ?、何だかすきっとしないまま終わってしまいました。途中はそれなりに面白楽しく見ていましたけど、イタリアで140万人以上見て大感動した映画だというほどのコメディではなかったかな。だいたい原題の”浮遊機雷”て何だ?ゆらゆら~、ふらふら~の中に一発ガーンですか?分からない@@でもゲイのお友達とか、愛すべき愚かな父親や超個性的な親戚?のいるイタリアの大家族社会が描かれていてそのへんは楽しめます。中でもおばあちゃん。トンマーゾの祖母が(影の主人公とノリーナは思ったけど)この映画のキーポイントですね。冒頭のシーンともつながります。要するに心は飛んでるばあちゃんなんですよ。アモーレアモーレ思うままに突っ走れ~人生一度きりー後悔することなく生きたいように生きましょう~とトンマーゾたちにエールを送っているようでした。でも最後このおばあちゃんは、、悲しい最期をとげます。したいようにしたから本人は後悔しないのかもしれませんが、なんか悲しかったな。少し分からなかったな。
いや、映画の最後はトンマーゾのこれから進む方向性をもう少し強調してほしかったです、ハイ。
「あしたのパスタはアルデンテ」 2010年 イタリア
【監督・脚本】 フェルザン・オズペテク
【音楽】 パスクァーレ・カタラーノ
【主なキャスト】
<トンマーゾ>リッカルド・スカマルチョ
<アントニオ>アレッサンドロ・プレツィオージ
<ヴィンチェンツォ>エンニオ・ファンタスティキーニ
<おばあちゃん>イラニア・オッキーニ
<アルバ> ニコール・グリマウド
「マネーボール」 screen
タイムリーに見たくて意気込んで初日に行きました(・∀・)
(最後ネタばれあるので要注意!)
野球界の裏側の話でっせ。特にスカウトとか人事のお話でっせ。
国内では”清武の反乱”が起こっている真っ最中だし、ついこの前のドラフトでは”菅野くん”をめぐる動きでスッタモンダだし、わが愛するF球団の監督辞任劇のモヤモヤも解消されないまま新監督が決まっちゃたし、、そんなこんなで純粋に野球を楽しみたくても余計な裏情報ばかり耳にはいってもうウンザリ!、、と思っていたところにこんな映画が公開された。
最初「マネーボール」っていうから金で選手を動かす映画か、、と勝手に思い込んでいたけどその逆でした。弱小貧乏球団アスレチックス(知らなかったけど)が20連勝を達成して常に上位に食い込むチームになり再建を成功させたゼネラルマネージャー(GM)のお話です。
大金を持っている球団(ヤンキーズとかRソックス、日本のG)はお金の力で優秀な選手を買う(聞こえが悪いね。モノと同じか、、)ことが出来るけどお金のない球団は何か別の方法で強くしていかなければならない。それが主人公のビリーGMが追求した「マネーボール理論」でした。
徹底したデータ重視の方法で選手を獲得していく様は見ていてワクワクする。つい我らがF球団の選手のデータを思い出したりして。そか、、出塁率を最大重視、、いいんでないの、糸井クンがいるし、、一方投手は防御率や打点、勝率よりも奪三振、与四球など投手自身の責任性を重視する。これもトップはやっぱしダルちゃんに決まりよね。
F球団のことははさておき、この映画ではいかにGMが力を持っているかってことが改めてわかったのさ。最初はブラピ演ずるビリーが”何でこんなに強気な態度とれるの?”と思っていたけど話が進んでいくうちに監督は選手と同じく雇用される人であって、オーナーは単にお金出す人で、人を動かす力を持っているのはなんといってもGMだということがわかった!それならどこだかのN会長はGMでもないのに何でいつも口出しすんのよ?もう~一言一言で球界全体を動かしているのかと思うとやんなるねぇ~
最後は高額の条件でビリーはRソックスに引き抜かれてもポリシーを貫いて今でもアスレチックスにいるそうです(素敵)
ブラピの映画でも派手ではなく娯楽大作ではないけれど野球好きには面白く見れると思います。渋いオヤジになったつもりで見てください
「マネーボール」 2011年 アメリカ
【監督】 ベネット・ミラー
【原作】 マイケル・ルイス
「マネー・ボール~
奇跡を作った男」
【脚本】 スティーヴン・ザイリアン
アーロン・ソーキン
【製作】 ブラッド・ピット他
【主なキャスト】
<ビリー・ビーン> ブラッド・ピット
<ピーター・ブランド> ジョナ・ヒル
<タラ・ビーン> キャスリン・モリス
「ラビットホール」 screen
お待ちかねレディスデーの日、今週はニコール・キッドマンの「ラビット・ホール」を見ました。予告でちらっと子供を亡くした夫婦の葛藤うんぬん。。とあって子供に縁のない自分にとってはあんまし、、と思いましたが「ラビットホール」というタイトルに興味がわきました。不思議の国のアリスに何かつながる??
この映画はN・キッドマンが同名の戯曲に感銘を受けて自ら製作、主演したものです。N.・キッドマンという女優はなんとなく興味のひく不思議な映画に出ています。ノリーナ的には「ステップフォードワイフ」とか今回の映画のようにごく普通の主婦の役の二コールがいいなと思います。それがごく普通の主婦のようでありながらどこか不安定でこわれやすそうな精神状態の主婦。。それにニコールにはあまり女性の色気は感じない(男の人から見るとわからないけど)原因があってーそれがどうしてかなぁと考えると表情が人形みたいなんです。笑っていても目が笑ってないんです。つまり顔がこわいんです。ハハハ、、こんな風に感じている人いるかな?それでも何か惹かれるのはやっぱ演技がうまいせいかもしれません。この映画でもかなり精神がギリギリ破裂する寸前状態のはりつめた感情をよく表現していたと思います。息子の加害者である青年との出会いからそれが不思議とお互いのやすらぎに変わっていく様は”え?なんで?”と思いながらもそれがあたかも自然であるように共感を覚えてしまうから不思議です。
青年を通じて知った”パラレルワールド”のことも考えると面白いですね。本当に実在するんでしょうか?別の世界で生きている自分~~あ~難しすぎるぞ(-"-;A
夫役も好感がもてました。なんかどっかで見ているなぁ。。
「ラビット・ホール」 2010年 アメリカ
Rabbit Hole
【監督】 ジョン・キャメロン・ミッチェル
【脚本・原作】 デヴィッド・リンゼイ・アベアー
【製作】 ニコール・キッドマン他
【主なキャスト】
<ベッカ> ニコール・キッドマン
<ハウイー>アーロン・エッカート
「トゥルー・グリット」 DVD
一週間前に見ましたー。素直に楽しめました(=⌒▽⌒=)
コーエン兄弟の作品はあまり見てませんが面白いけどなんとなく一癖あるでしょ。自分の中では”どこが面白いんじゃい?”という映画もあったからね。この映画も公開された時は見たい気持ち半分、後ずさり気持ち半分で結局見に行かなかったけど遅ればせながらDVDで見たらとてもわかりやすく昔の西部劇とか黒澤映画を少しコンパクトにした感じで善人も悪人も人間くささが出てて実にほほえましい。でもまあ冒頭から少女が商談がらみでまくしたてるのには口をあんぐりあけて見るばかり。ありゃどう見ても大阪のオバチャンじゃん。どこまでも続くこの少女の駆け引き、執拗さ。ユダヤ系アメリカ映画の真髄を見た?!
と、言っているけど実はまだアカデミー賞作品の「ノーカントリー」も見ていないのだ(;^_^A だってなんとなくおっかなそう。。でも「トゥルー・グリット」見たら見てみたいって気になってきた。アメリカの古き良き西部開拓時代の感じが出ているといいけど。やっぱ今のCGや3D満載のスピーディでうるさいだけの映画よりホッとするわ~年かな?
お恥ずかしいこと一つ、実はキャスティング見るまでマット・デイモンがこの映画に出ていること全然気がつかなかった~~!ハッハッハー!なんてメイクがお上手なんでしょね~
「トゥルー・グリット」 2010年 アメリカ
True Grit
【監督・脚本】 ジュエル・コーエン
イーサン・コーエン
【原作】 チャールズ・ポーティス
「勇気ある追跡」
【製作総指揮】 スティーヴン・スピルバーグ他
【主なキャスト】
<マティ・ロス> ヘイリー・スタンフィールド
<M・ルーベン・J・コグバーン>
ジェフ・ブリッジス
<ラ・ビーフ> マット・デイモン
「人生ここにあり」 screen
とてもいい映画をみました。
イタリアの3年前に製作された映画です。
原題は「Si Puo Fare!」 イタリア語で「やればできるさ!」
タイトルからして面白そうな映画じゃないですか。で、本当に面白かったです。でも内容はいろいろと考えさせられることが多かったです。
1978年に施行された「バザリア法」によって精神病院が廃絶されたため、患者たちが一般社会で暮らせるような地域つくりに挑戦したひとりの熱血漢を中心に話が進んでいく実話です。
こういう法律があることさえ知らなかったのですが、精神を病んだ方たちと接することさえむずかしいのに枠をとりはらって一般社会の中でともに暮らさせるようにするというのはとてつもなく大きな努力と忍耐とそして愛情がなければ出来ないことだと思います。
ともすれば重く暗く、ぶつかり合いや憤り、つらいことの連続となりそうな患者たちとの関わりをこの映画では面白おかしく描いています。でもやはり失敗もあって身につまされる場面もありました。
精神病の方だけではなく、社会的に弱者の方たちが一般社会で生活するのは健常者の理解と愛情が不可欠です。でもその前に立ちはばかる偏見と闘わなければなりません。今、自分が偏見なく接することができるかと自問自答してもやはり自信がありません。それだけに一人ひとりの性格や個性を重視し愛情を降り注いで社会復帰させるために奔走した主人公ネッロには拍手喝采です。一般社会のどこのラインまでなら安全かとか、非常に難しくてデリケートな問題。様々な問題を解決しながらやり遂げたネッロの意気込み、意志の強さ、愛情の深さにブラボー Si Puo Fore!
「人生、ここにあり!」
2008年 イタリア
09年 イタリア・ゴールデングローブ賞
【監督・脚本】 ジュリオ・マンフレドニア
【原案・脚本】 ファビオ・ボニファッチ
【製作】 アンジェロ・リッツォーリ
【主なキャスト】
<ネッロ> クラウディオ・ビシオ
<サラ> アニタ・カプリオーリ
<ジージョ> アンドレア・ボスカ
<ルカ> ジョバンニ・カルカーニョ
「アレクサンドリア」 DVD
映画公開当初は気になっていたけどなんとなくこわそうな感じがして(軟弱。。)映画館に足が向きませんでした。で、DVDで早速鑑賞。
うーーーん、、、主人公ヒュパティアを描いたというより当時の宗教的背景、力関係がどうなっていたかを主張している印象が強かった。もちろんその背景抜きには語れないのかもしれないけど、もう少しヒュパティア自身を深く強く押し出して欲しかったな。学問に対する情熱とかはそこそこ伝わってきましたけどまだまだ魅力的に見せることができたんじゃないかなぁ。監督は宗教がらみの争いに巻き込まれてその才能を世に埋もれさせた女性天文学者がいたということをただ描いたかっただけなのかな?でもそれだけではお話は面白くても”あ、そう。”で終わってしまって何も残らない。それには何を強く押し出すかバランスの問題だよ。前述のとおり同じ女性としてはヒュパティアをもっともっと前面に出してほしかった。
それにしても後で調べたらこの映画スペインで製作されてたのね。なんか映画では台頭してきたキリスト教徒たちをひどく扱っていたけどスペインはカトリックの国、よく無事に公開されたもんだわね~と一瞬思いました。で、この監督の作品は”オープンユアアイズ”とか”アザーズ”とか一風変わった映画ばかりだ。うふーラテンの国の芸術は映画、美術など何をとっても風変わりでちょっぴりキモくておもろいな~あ、この映画は普通、普通、、でした。
「アレクサンドリア」 2009年 スペイン
Agora
【監督・脚本】 アレハンドロ・アメナーバル
【製作】 フェルナンド・ボバイラ他
【主なキャスト】
<ヒュパティア> レイチェル・ワイズ
「ツリーオブライフ」 screen
8月中は結構美瑛に通っていたので映画は久しぶりです。
先週見に行ったので遅れたブログです。
カンヌ映画祭でパルムドールを受賞し、ブラピ出演の親子もの、、というくらいしか知識がなく ”きっと面白いんでしょ”くらいの感じで見にいきました。
ところが映画が始まってまもなく寝いってしまったらしい
スクリーンには大宇宙、その映像をバックに壮大なヒーリング音楽~バッハ、クラシック、、ボーっと見ているとどうやら宇宙の誕生から地球、生物の誕生を追っているような映像。何の映画を見ているか忘れてしまうほどの長い回し。でも素晴らしい映像は寝ながらでも薄ぼんやりと覚えています。そして恐竜が出てきたところではっきり目が覚めた。だって、それはないでしょ。そこまで必要ないでしょ。
そして映画はゆっくりとまた物語に戻っていく。カメラ回しが定まらなくて少し目眩がしそうなくらい。。まるで風かワルツで踊っているようなアングルで進んでいく。映像は全体的に薄い膜に包まれたようなパステルトーンで美しいのだけど疲れてしまう。それでも後半には慣れて感じなくなっていたのだけれど。
厳粛な父に対しやがて反抗心を抱く子供。それは多かれ少なかれどこの家庭も抱えている問題かも知れません。この映画の違うところはその悩める少年が我々の疑問を代弁するように常に神と向き合って対話するところ。単に親子関係の映画ではなくその裏には神の存在、宇宙の誕生、人間の意味など様々なテーマが含まれていてとても宗教的というか哲学的な映画です。
映画の中で母親が”人には優しくするのよ”と言う場面が何度となく出てきます。ノリーナには一番ウッときた場面です。まるで聖母みたいだった。この映画は理解しようと思って頭で考えても意味ないと思う。心で感じる映画です。いつかどこかで神さまを感じることがあるのでしょうか。。
余談・・・三男を演じた子はブラピそっくり!公式HPは次男が似ているって書いてあったけど絶対三男が似ていると思う。さすがに何年もかけて子役を探しただけあります。みんな自然で素晴らしかった。
「ツリーオブライフ 」 2010年 アメリカ
The Tree of Life
2011度 カンヌ国際映画祭 パルムドール受賞
【監督・脚本】 テレンス・マリック
【製作総指揮】 ドナルド・ローゼンフェルト
【音楽】 アレクサンドル・デブラ
【撮影】 エマニュエル・ルベツキ
【主なキャスト】
<オブライエン> ブラッド・ピット
<ジャック> ショーン・ペン
<オブライエン夫人> ジェシカ・チャスティン
<ジャック子役> ハンター・マクラケン
<R・L 次男> ララミー・エップラー
「バガー・ヴァンスの伝説」 on TV
暑い時は家の中でジッとしているに限る。ていうか外に出る気にならない。家の中でもエアコンがあるわけでないので暑くてだるくて動けない。。1日中ほっちゃれた魚のよう。。。って働いている方たちには蹴飛ばされそうですね。で、こんな時見たのが録画していたこの映画。
ロバート・レッドフォード監督、1930年代アメリカで活躍したゴルファーのお話。バガー・ヴァンスはゴルファーの名前ではなくてキャディの名前です。まだイギリス紳士たる恰好で行っている初期のゴルフはもち、道具もゴルフ場の整備も現在には及びもつかない状態で行われていた。それゆえ技術力が今よりももっと要求される時代だった。ゴルフは全然興味がないので”え、ゴルフかぁ。。”と思っていたけれどロバート・レッドフォードの主演した「華麗なるギャッツビー」のようなノスタルジックな背景と雰囲気に魅了されて一気に見てしまいました。戦争で傷ついて恋人もゴルファーとしてのキャリアも失ったジェナの前に一人のキャディ、バガーが現れます。このゴルフの神様の代人のような、、守護神のような役を演じるのがなんとウィル・スミス。ははは、いい役、夢か現かの役にあの柔らかい笑顔のウィルはよかった(まだ今ほど濃くないし、、)。それにマット・ディモンも結構好感のもてる感じでいいのですよ。「オーシャンズ11」の頃のマットはおバカっぽくって好きになれなかった俳優でしたけど、そう、「インビクタス」のサッカーをしているマットもよかったし、、スポ根ものって俳優を輝かせるのかしらねぇ。子役の俳優もよかったけどその後彼は何かに出演しているのかなぁ?数か月前にラグビーのプロチームの結成初期を描いた映画を見たけど、何のスポーツでもその成り立ちの頃を背景とした映画は面白そうですね。心を無にして自然と自分を調和させ風を感じてプレイする。。ゴルフだけではなく何にでも(スポーツ以外でも)当てはまりそうです。とても日本の精神に通じますね。
ジェロと共にプレイしたヘーゲンやボビー・ジョーンズは実在したゴルファーだそうです。
ロバート・レッドフォード監督の作品は地味だけどさわやかに心に残る作品が多いですね。
「バガー・ヴァンスの伝説」 2000年 アメリカ
The Legend of BaggerVance
【監督】 ロバート・レッドフォード
【脚本】 ジェレミー・レヴィン
【製作】 ジェイク・エバーツ他
【製作総指揮】 カレン・テンコフ
【主なキャスト】
<ジェナ> マット・ディモン
<バガー・ヴァンス> ウィル・スミス
<アデル> シャーリーズ・セロン
<ハーディ少年> J・マイケル・モンクリーフ