「アレクサンドリア」 DVD
映画公開当初は気になっていたけどなんとなくこわそうな感じがして(軟弱。。)映画館に足が向きませんでした。で、DVDで早速鑑賞。
うーーーん、、、主人公ヒュパティアを描いたというより当時の宗教的背景、力関係がどうなっていたかを主張している印象が強かった。もちろんその背景抜きには語れないのかもしれないけど、もう少しヒュパティア自身を深く強く押し出して欲しかったな。学問に対する情熱とかはそこそこ伝わってきましたけどまだまだ魅力的に見せることができたんじゃないかなぁ。監督は宗教がらみの争いに巻き込まれてその才能を世に埋もれさせた女性天文学者がいたということをただ描いたかっただけなのかな?でもそれだけではお話は面白くても”あ、そう。”で終わってしまって何も残らない。それには何を強く押し出すかバランスの問題だよ。前述のとおり同じ女性としてはヒュパティアをもっともっと前面に出してほしかった。
それにしても後で調べたらこの映画スペインで製作されてたのね。なんか映画では台頭してきたキリスト教徒たちをひどく扱っていたけどスペインはカトリックの国、よく無事に公開されたもんだわね~と一瞬思いました。で、この監督の作品は”オープンユアアイズ”とか”アザーズ”とか一風変わった映画ばかりだ。うふーラテンの国の芸術は映画、美術など何をとっても風変わりでちょっぴりキモくておもろいな~あ、この映画は普通、普通、、でした。
「アレクサンドリア」 2009年 スペイン
Agora
【監督・脚本】 アレハンドロ・アメナーバル
【製作】 フェルナンド・ボバイラ他
【主なキャスト】
<ヒュパティア> レイチェル・ワイズ
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