「ツリーオブライフ」 screen
8月中は結構美瑛に通っていたので映画は久しぶりです。
先週見に行ったので遅れたブログです。
カンヌ映画祭でパルムドールを受賞し、ブラピ出演の親子もの、、というくらいしか知識がなく ”きっと面白いんでしょ”くらいの感じで見にいきました。
ところが映画が始まってまもなく寝いってしまったらしい
スクリーンには大宇宙、その映像をバックに壮大なヒーリング音楽~バッハ、クラシック、、ボーっと見ているとどうやら宇宙の誕生から地球、生物の誕生を追っているような映像。何の映画を見ているか忘れてしまうほどの長い回し。でも素晴らしい映像は寝ながらでも薄ぼんやりと覚えています。そして恐竜が出てきたところではっきり目が覚めた。だって、それはないでしょ。そこまで必要ないでしょ。
そして映画はゆっくりとまた物語に戻っていく。カメラ回しが定まらなくて少し目眩がしそうなくらい。。まるで風かワルツで踊っているようなアングルで進んでいく。映像は全体的に薄い膜に包まれたようなパステルトーンで美しいのだけど疲れてしまう。それでも後半には慣れて感じなくなっていたのだけれど。
厳粛な父に対しやがて反抗心を抱く子供。それは多かれ少なかれどこの家庭も抱えている問題かも知れません。この映画の違うところはその悩める少年が我々の疑問を代弁するように常に神と向き合って対話するところ。単に親子関係の映画ではなくその裏には神の存在、宇宙の誕生、人間の意味など様々なテーマが含まれていてとても宗教的というか哲学的な映画です。
映画の中で母親が”人には優しくするのよ”と言う場面が何度となく出てきます。ノリーナには一番ウッときた場面です。まるで聖母みたいだった。この映画は理解しようと思って頭で考えても意味ないと思う。心で感じる映画です。いつかどこかで神さまを感じることがあるのでしょうか。。
余談・・・三男を演じた子はブラピそっくり!公式HPは次男が似ているって書いてあったけど絶対三男が似ていると思う。さすがに何年もかけて子役を探しただけあります。みんな自然で素晴らしかった。
「ツリーオブライフ 」 2010年 アメリカ
The Tree of Life
2011度 カンヌ国際映画祭 パルムドール受賞
【監督・脚本】 テレンス・マリック
【製作総指揮】 ドナルド・ローゼンフェルト
【音楽】 アレクサンドル・デブラ
【撮影】 エマニュエル・ルベツキ
【主なキャスト】
<オブライエン> ブラッド・ピット
<ジャック> ショーン・ペン
<オブライエン夫人> ジェシカ・チャスティン
<ジャック子役> ハンター・マクラケン
<R・L 次男> ララミー・エップラー
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