「最強のふたり」 screen [洋画 サ行]
実話をもとに作られたこの映画はとても微笑ましくハートフル
見終わった後ハッピーな気持ちになるオススメ映画です。
事故で全身不随になった大富豪フィリップが介護に選んだのは資格も何もない粗野な黒人ドリス。
育った環境も、立場も、考え方も全く違う二人が生活を共にしていくうちにお互いを少しずつ受け入れ、それはやがて強い絆となりやがて二人の生活をも変えていく。
最初の出会いからだんだん二人の距離が近づいていくまでのプロセスがユーモアをまじえて描かれていて実に痛快でした!
ドリスの環境は深刻だけどドリスのオープンで前向きな性格と生き抜く力で乗り越え、そのハチャメチャさはシニカルなフィリップにもそのままうつってしまうんですね。
ドリスの描く絵を法外な値をつけて売りつけちゃうところなんぞ最高です!
とにかく、人間誰しも病気や悩み、多かれ少なかれ背負っていますが大変な時こそ前向きに(少々はめをはずしたって構わない、、)生きていけばハッピーがやってくるかもしれない。
本当にドリスの人間性はおおらかでユーモアに満ちていて、楽観的で偏見がなく、でもちゃんと人の心はわかっていて情にあふれている。
なんといってもどんな境遇ででも生き抜こうというエネルギーが感じられて元気になります。
境遇も教育も全く関係なく、素晴らしい人ですね。
実際は黒人ではないようだけど、、(ラストシーンをお楽しみに)
音楽も”セプテンバー”や”ブギーワンダーランド”でノリノリです!
(ちょっと時代を感じますね^^)
この映画はフランス映画。
ハリウッドでリメイクするそうです。
「最強のふたり」 2011年 フランス
「Intouchables」
第37回 セザール賞 主演男優賞受賞 オマール・シー
第24回 東京国際映画祭 東京サクラグランプリ 受賞
【監督・脚本】 エリック・トレダノ
オリヴィエ・ナカシュ
【音楽】 ルドヴィコ・エイナウディ
【主なキャスト】
<フィリップ> フランソワ・クリュゼ
<ドリス> オマール・シー
「星の旅人たち」 screen [洋画 ハ行]
世界遺産、サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路を題材とした映画「サン・ジャックへの道」を思い出し、つい比較してみたくなる映画。
結論からいうとどちらも人と人のつながりの素晴らしさを描いている。
そしてそこで出会う人々は皆何らかの問題を抱えてたり、目的を持っていたり様々である。
ここにはいろいろな国から人が集まってくるのでお国柄が出て個性もみんな格別豊かで、それが映画を面白くしている。
いや、事実行かれた方はこういう触れあいを実際になさっているのではないだろうか。
言葉は通じなくても同じ目的を持った人たちが一緒になってめざす時、そこには思いやり、優しさ(時にはおせっかい^^)、反対にぶつかりあい、けんか等々様々な心を触れ合わせながら深まりあっていくのは楽しいことだと思う。
まぁ~、うまく行かないこともあるし、人間関係がいやで巡礼に来ているヘソマガリもいるかもしれませんけどね。
巡礼にかかわらず、人生の旅の縮図のような感じもするよね。
日本にもお遍路さんとかあるから宗教に関係なく巡礼ってもともとは精神修行の旅なのでしょう。
そんな大それた目的を持たなくてもいいから一度歩いてみたいですね。
(かなりきつい所もありそうなんでそこだけ車のっけてほしいかも~甘いですか^^;)
この映画を見た人はきっと行ってみたいと思ったはず。
体力あるうちに行きましょう~
※ たいして知らないで見に行ったけどアメリカ(スペイン合作)映画だったんですね、これ。
エミリオ・エステヴェス監督、いいですね。
俳優から監督になる方って結構いますけどとても味のあるいい映画、よかったです。
「星の旅人たち」 2010年 米・スペイン
「The Way」
【監督・脚本】 エミリオ・エステヴェス
【主なキャスト】
<トム> マーティーン・シーン
<ヨスト> ヨリック・ヴァン・ヴァーヘニンゲン
<サラ> デボラ・カーラ・アンガー
<ジャック> ジェームズ・ネスビット
「グランブルー」 [懐かシネマ(~1999年)]
毎日の暑さに疲れているとき、ふと見たくなったこの映画。
録画したまま見ずにいた映画。
何年も海には接していないせいかあらためて海の美しさと神秘さを感じる。
青が本当に美しい。
その神秘の青に魅了されたものは深淵に引き込まれてしまう。
静寂と誘惑。
恐ろしいほどの美しさ。
ジャック・マイヨールの父が海にのまれ、
エンゾも吸い込まれ、
そして今ジャックまでも、、
部屋の天井から波がおしよせてくる映像は圧巻だ。
男がこうで、女はこうだ。
そんな現実問題はどうでもいい。
愛する人がそばにいて
愛する子供がそばにいて
暖かい家庭があって
そんなものは海の神秘に比べたら無に等しいのか。
頭で考えるようなものではない。
海の魔法にかかっただけ。
海の魔力からもはや逃れられない。
何をも寄せつけようとしない海の魅力に執り付かれてしまった男がいた。
唯一心が解き放たれるのはイルカと戯れているとき。
まるでイルカの化身のよう。
感性で見るこの映画。
リュックベンソンのスタイリッシュな演出、「サブウェイ」のときから好きだった。
今まで興味のなかったダイビング。
ちょっぴり体験だけでもやりたくなっている自分がいた。
(追記)
実在のジャックは子供も家庭も持ち近年まで生きていたようだ。
映画だからおおいにロマンでいいと思う。
「グランブルー」 1988年 フランス・イタリア
【監督】 リュック・ベンソン
【脚本】 リュック・ベンソン他
【製作】 パトリス・ルドゥー
【撮影】 カルロ・ヴァリーニ
【主なキャスト】
<ジャック・マイヨール> ジャン・マルク・バール
<エンゾ・モリナリ> ジャン・レノ
<ジョアンナ> ロザンナ・アークエット
ミスタービーン in 「炎のランナー」 [懐かシネマ(~1999年)]
ミスター・ビーン 登場!!
「炎のランナー」 [懐かシネマ(~1999年)]
ロンドンオリンピックの開催中の今、懐かしい映画を思い出して見直してみました。
もう30年以上も前の映画ですが今になっても間違いなく私のベスト3にはいっています。
(へ、年がバレルけどいいさ~)
当時夢中になって2回映画館に行ったのを覚えています。
ちょうどトラッドファッションに夢中になっていた頃でしたので内容というよりそのあたりからこの映画に興味を持ったんですが、見終わってストーリー、映像、ヴァンゲリスの音楽、もちろんファッションもすべてが私好みでした
今一度見終わって、いい映画はいつ見ても感動を呼ぶもんだなあ~と。
一人は信仰のために、一人は偏見に打ち勝つために、、、
1924年パリ開催のときの実在の選手だそうです。
強い信念のもとに走る。シンプルで美しい。
まさにオリンピック精神の原点を見せられたようです。
(近年の陸上を見ると圧倒的に黒人選手が強いけれどこの時代~なんと約90年前だ~にはまだまだ遠いことだったんですね。)
番外編 2012年ロンドンオリンピック開会式
(↑クリック 次の日のブログにも貼りました)
またまたやらかしてしまいました~~!しかもラトルさんの前で~~!
↓ た、確かにイアン・チャールソンとビーンがだぶる。。。
あ”~~名作が~~
「炎のランナー」 1981年 イギリス
「Chariots of Fire」
第54回 アカデミー賞 作品賞 脚本賞 作曲賞
〃 衣装デザイン賞
〃 助演男優賞(イアン・ホルム)
英国アカデミー賞 衣装デザイン賞
【製作】 デビッド・プットナム
【監督】 ヒュー・ハドソン
【脚本】 コリン・ウェランド
【音楽】 ヴァンゲリス
【撮影】 デビッド・ワトキン
【衣装デザイン】 ミレナ・カノネロ
【主なキャスト】
<ハロルド> ベン・クロス
<エリック> イアン・チャールソン
<サム> イアン・ホルム
<アンドルー> ナイジェル・ヘイバース
<オーブリー> ニック・ファレル
「ローマ法王の休日」 screen [洋画 ヤ、ラ、ワ行]
実に約2ヶ月ぶりの映画でした。
レディスデーだけ狙っていくというのもなかなか難儀ですなぁーー
久々に楽しみに見に行ったのですが、、
何やらコメディぽいイタリア映画とワクワクしながら。。
法王が逃亡?!なんて考えただけで楽しそうな映画じゃないですか~
と、多くの人がこの映画のチラシや公式サイトの予告を見て感じたに違いない。。
笑わせる映画だと確信を持って周りの人にも勧め、期待を持って見にいったのはノリーナだけじゃあるまいな~
ほぉ~っ、、、と最初は普段垣間見ることのない(当たり前)バチカン市国のなか、、枢機卿の集う場、お部屋のなか、服装等々、珍しいのもあって面白く見ていた。
やっとのことで法王が選ばれ、いざ演説!という時に選ばれたメルヴィルはプレッシャーから何ともいえない叫び声をあげてとんでもない行動に出てしまう。
と、ここまではなかなか引き込まれる感じでフムフムと見ていたんですが、、
だんだんと笑う場面が減ってきて、、いや、これは意外とマジな映画かも。。
ミシェル・ピッコリ演じるメルヴィルがやさしい笑顔の奥に重責を負った苦悩というか、、そのなんとも言えない表情がいい味を出していました。
それでもまだメルヴィルの描き方に満足できませんでした。
法王のいない間の枢機卿たちのバレーボールに興じる場面とか多すぎ。
セラピスト出過ぎ。(って監督さんなんだけどね)
それよりもメルヴィルの心の動きとか考え方の変化とかもっともっと出して欲しかった。
(見方が浅いのかしら?)
そして唐突なエンディング。。
え?なして?? と、、ノリーナだけじゃないよね?
みんなそう思ったよね?
確か前にもイタリア映画「・・・・アルデンテ」を見たときもラストが「・・・・・?」だったんだ~
イタリア映画ってこんなかい?!
なんだかすっきりせんなぁ~、 友人に言わせると「所詮イタリア人が作る映画なんざ、こんなもんよっ」って、、うーーーーーーーー
後で考えたんだけどあまりふざけすぎて作ってもバチカンからチェックはいるさね、きっと。
「ローマ法王の休日」 2011年 イタリア
【監督・脚本】 ナンニ・モレッティ
【主なキャスト】
<メルヴィル> ミシェル・ピッコリ
<グレゴリー枢機卿> レナート・スカルバ
<バチカン報道官> イェルジー・スチュエル
<セラピスト> ナンニ・モレッティ
「ダークシャドウ」 screen [洋画 タ行]
期待どうり大いに楽しませていただきました
ジョニー・デップとティム・バートンのコンビ作品は毎回ツボにはまりまくりです(^∇^)
だいたい、ヴァンパイアにされたバーナバス(変な名前!)が200年後に目を覚まして時代の差にズレまくる設定なんぞ面白くないはずがない
コリンズ家に集う人たちも、バーナバスをヴァンパイアにした魔女側のほうも皆少し奇妙なキャラばかり。
その少し変の度合いがティム・バートン映画独特なのだ。
過度でもダメだし、遠慮がちでも面白くならない。
クスッと笑わせるツボがそこなんです。
ヘレナ・ボナムカーターなんぞまさに代表キャラ。この監督の作品にはもうはずせない女優(怪優か、、)です。
そして映像はあくまでもスタイリッシュに美しく、、です。
けして暴力的にもドロドロしたものにもなりません。
だから魔女の最後も美しかったでしょう~?
さらに言うなら今回は音楽のワクワク感
70年代を代表する曲がなんと唐突に出てくることか(^^)
前知識なしに見に行ったので意外な曲使いにもうおかしくて堪能~~~
そして曲だけではなくて、、バートン監督はあちこちでパロっておりましたね。
マイケルジャクソン、ジョンレノン、オーメン、エクソシストなどなど、、実に楽しんで映画を作っていますね~まだまだ気づいていないところありそうです。
もう1回見たいですね。サントラも欲しくなったかな^^
人物関係がイマイチ分かりづらかったけど後でチェックしてみよ~
続編は製作されるでしょうか?楽しみ~
「ダーク・シャドウ」 2012年 アメリカ
【監督】 ティム・バートン
【製作】 ティム・バートン 他
【原作】 オリジナル脚本(1966年~1971年放映)
ダン・カーティス
【脚本】 セス・グレアム・スミス
【音楽】 ダニー・エルフマン
【主なキャスト】
<バーナバス・コリンズ> ジョニー・デップ
<アンジェリーク> エヴァ・グリーン
<エリザベス> ミシェル・ファイファー
<キャロライン> クロエ・グレース・モレッツ
<ホフマン博士> ヘレナ・ボナム・カーター
<ヴィクトリア&ジョゼット> ベラ・ヒースコート
「ファミリー・ツリー」 screen [洋画 ハ行]
とにかくジョージ・クルーニーはこんな普通の人の役でもサラッとやってのけちゃうのね
いや、きっと普通の人を演じる方が難しいのかもしれないけど、クルーニーはさすがに自然に見せてしまうのです。
お年頃の娘とどう向き合っていいかわからないお父さん、、ってこんな人絶対普通にいそうだもん。
冒頭の言葉どうり、、ハワイに住んでいる人たちって1年中リゾート気分でたいして働きもせず、のんびりと人生を謳歌しているような思い込みがありました。
でもいろいろ悩み、ストレス、問題を抱えている人は他の国と違わずいるんです。(当たり前か!)
クルーニー扮するマット・キングがぶちあたる問題を中心に物語は進んでいきます。
その問題を解決すべく奮闘するクルーニーの真面目で少しユーモラスな行動は見ていてほほえましいし(少しやりすぎ~ってとこもあるけど、、)展開もラストシーンもとてもよかったです。
けど、せっかくのハワイでのロケ、音楽は申し分なかったけれど、もう少しだけハワイらしさ、美しい景色をたくさん見せてほしかったかな。
あまりにも卒がない演出とすきのないキャストで普通に見てしまいました。
後で検索したら専門家からの評価は結構高いようで各地でいろいろな賞を受賞しています。
「ファミリー・ツリー」 2011年 アメリカ
「The Descendants」
ゴールデングローブ賞 ドラマ部門 作品賞
〃 〃 主演男優賞
アカデミー賞 脚色賞
【監督】 アレクサンダー・ペイン
【製作】 アレクサンダー・ペイン 他
【原作】 カウイ・ハート・ヘミングス
【脚本】 アレクサンダー・ペイン 他
【主なキャスト】
<マット・キング> ジョージ・クルーニー
<アレクサンドラ・キング> シェイリーン・ウッドリー
<スコッティ・キング> アマラ・ミラー
<ブライアン・スピア> マシュー・リラード
<シド> ニック・クロース
<エリザベス・キング> パトリシア・ヘイスティ
「幸せの教室」 screen [洋画 サ行]
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「幸せの教室」 2011年 アメリカ
【製作・監督・脚本】 トム・ハンクス 他
【主なキャスト】
<ラリー・クラウン> トム・ハンクス
<メルセデス・ティノー> ジュリア・ロバーツ
<ベラ> タラジPヘンソン
「テルマエ・ロマエ」 screen [邦画 さ、た、な行]
原作マンガを読んで以来、映画公開日を心待ちにしていました
濃い顔の日本の俳優たちが古代ローマ人を実際に演じるだけでも相当おかしいのに、日本のひなびた温泉から家庭のお風呂、さらにハイテクの先端をいくお風呂まで細かくも奥の深~~い所まで取り上げてローマのお風呂にいかす発想はおかしすぎるほど良くできている。
原作のマンガがおおいに笑わせてくれるので映画にも相当期待しちゃいましたが軍配はやはりマンガ のほうに上がりますね。
映画は日本とローマをワープするシーンには多少無理っぽさもありますが(マンガとして見れば気にならない)阿部寛やその他の濃い顔の俳優さんたちや、平たい民族のじっちゃんたちももちろんブラボーでしたーーー本当に前半は良く笑わせていただきました!いやぁ、じっちゃんたち、本当にいいわぁ~
そして日本のお風呂にかかせないキッチュなものーーフルーツ牛乳ケロリンのおけ、にせものキティちゃんのシャンプー容器、浮かぶアヒルなどなどが実にいい脇役です (^^) 細部まで目が離せませんね~。
ただ終盤にさしかかるあたりから少しテンポがにぶり睡魔が、、(ちょっと疲れてたのですみません。。)少し退屈になってきたかもしれません。
でもまあ、マンガを知らないで見にきた人はおおいに楽しんだんじゃないでしょうか。もち、マンガを読んでいてもそれなりに楽しめましたよ。単行本ではまだ知りえない内容もあったし、ローマの歴史も一部おさらいできたし、、
考えたらお風呂、温泉にまつわることはまだまだありそうですね。
ほら、温泉卓球とか、脱衣室にあるマッサージ機とか、しょうぶ湯とかみかん風呂とか、、
第二弾あるかな?あればいいなぁ~
「テルマエ・ロマエ」 2011年 東宝
「THERMAE ROMAE」
【監督】 武内 英樹
【脚本】 武藤 将吾
【原作】 ヤマザキマリ 「テルマエ・ロマエ」
マンガ大賞2010
第14回手塚治虫文化賞短編賞
【音楽】 住友 紀人
【テーマ曲】 ラッセル・ワトソン
「誰も寝てはならぬ」
【主なキャスト】
<ルシウス> 阿部 寛
<ハドリアヌス帝> 内村 正親
<ケイオニウス> 北村 一輝
<アントニヌス> 宍戸 開
<山越 真美> 上戸 彩